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[04.08.04]  衝撃のワールドトイミュージアム

『スチームボーイ』のイベントで、蒸気エンジンやライブスチーム(ミニSL)を借りる可能性があるかもしれないと、5月のある週末に宣伝スタッフと共に軽井沢へ出掛けた。それらを所蔵しているワールドトイミュージアムとのタイアップの可能性を探るためだ。

バンダイが、企業としていかに社会貢献に取り組むのかという一つのアプローチとして、2004年4月28日から長野県軽井沢にワールドトイミュージアムをオープンさせた。バンダイは僕が説明するまでもなく、今や世界的なおもちゃメーカーであり、こうした施設があってもそう不思議なことではない。ここで大抵の人が想像するのは、千葉県松戸市にあるバンダイミュージアムのようなものだろう。ところが、実際に訪れてみるとそんな予想を大きく裏切り、ひたすら硬派で美しい展示品に圧倒されてしまう。1999年に閉館したロンドンおもちゃ・模型博物館所蔵の7000点に及ぶ17~19世紀のアンティーク・トイコレクションを取得し、修理・補修を行った約1000点を展示するというバンダイの文化事業。それがワールドトイミュージアムなのだ。

とにかく何が凄いって、どの展示品も『スチームボーイ』を彷彿とさせるという衝撃…!! これじゃまるで実写版ですよ、実写版!

19世紀のおもちゃ、それもロンドンの博物館で所蔵されてたものが飾られてるわけだから、共通項があるのは当たり前という気もするけれど、スチームエンジンホールをはじめ、僕にはこの館内の1/3はどう見ても映画『スチームボーイ』のための企画展にしか見えない。しかもアニメーションの元祖とも言える「騙し絵」や「驚き盤」など、決して本作と無縁とは思えない展示も多数で、偶然とはちょっと信じられませんでした。(ちなみにビスクドールなど人形のコーナーもあり、その一角は完全に『イノセンス』でしたね)。

「さすがに“蒸気機関”に興味があると反応が違いますね~」。

そう言いながら、にこやかに僕らを出迎えてくれたのは、館長の宮澤さん。博物館の入口に巨大な蒸気自動車・ペンデルプリンセス号があったりと、僕らはもうそこから興奮状態です。「でも、みんな蒸気機関に興味がないから…なかなか難しいですよね」と、館長。ここは軽井沢でもアウトレットで有名な場所。だから家族連れやカップルも多くてにぎわうのだけど、入場料を払ってここを見るよりも、ショッピングして美味しいものを食べてと、意外に余裕がないのだ。お父さんには好評でも、なかなか入場に結びつかないそう。でも、映画が公開された今、僕はこう思う。

ここを『スチームボーイ』常設展と捉えて訪れる価値は絶対アリだ、と。

今ならば「19世紀のおもちゃとスチームボーイ展」を開催中ですから、本編と完全連動で設定や絵コンテのほか、作画参考用で使われた「スチームボール」と「歯車メカ」の模型、木村真二氏による背景や美術ボード、外丸達也総作画監督の修正原画など貴重な資料を展示中。(参加費300円のワークショップでは、“歩く蒸気兵”が描かれたフェナキスチスコープ=驚き盤を組み立てるという企画もあります)。この機会を逃さずぜひご覧くださいッ!

バンダイはアンティーク・トイに続き、世界の発明王で知られるトーマス・エジソンの発明品「エジソンコレクション」も取得しており、これから企画展などを通じて「発明」や「科学」の関心を高める活動を行うことが決定しているのだとか。これまた『スチームボーイ』に近い“発明家”ネタなんですよね。なんか縁があるのかな(笑)。というわけで、こちらも何か連動できれば面白いなーと思っています。

次回は六本木ヒルズ・森都市未来研究所の企画展「スチームボーイ・19世紀ロンドン展」をご紹介します。

ではまた。

桑島(製作宣伝)

2004 08 04 | 固定リンク

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