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[05.07.28]  新作映画紹介

ごぶさたしております。桑島です。梅雨明けして台風が過ぎて一気に夏らしくなる関東地方ですが、皆さんお元気でしょうか。ハッと気づけばこのブログもスタートしてから約1年2ヵ月。『スチームボーイ』の公開からも1年が過ぎてしまいました。時間が経つのは本当に早いものですね。

それにしても、なかなかブログを更新できず申し訳ありません。私事で恐縮ですけれども、この春に所属部署が変わりまして、ぼくはDVDの発売を最後に『スチームボーイ』の仕事から離れることになったのです。スタッフのほとんどが次の仕事に移行しているように、ぼく自身も新しい部署で今までと異なった分野の仕事を担当しています。まあ、自分のことはどうでもいいんですが、今回は『スチームボーイ』絡みのネタがあるのでひさしぶりに投稿してみることにしました。まだ書き残しているネタもいくつかあるので、たまにはこうして登場したいと思っています。

さて、今回は新作映画のご紹介です。

この夏は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』をはじめとして、様々な話題作が目白押しですが、ここでご紹介したいのは23日(土)に封切りとなったSFアクション大作『アイランド』です。これは『アルマゲドン』や『パール・ハーバー』などでおなじみのマイケル・ベイ監督作品で、クローンを題材とした近未来映画。なぜこれがこのブログで紹介されなけばならないかというと、実は『スチームボーイ』の音楽を担当したスティーブ・ジャブロンスキーの最新作だからなのです。

昨年の春、ぼくは宣伝チームと共に渡米し、『スチームボーイ』のポストプロダクション中の作業風景を取材するためにLA入りしました。そのときの模様はいくつかのTVや雑誌、ムックなどにも紹介されていますが、20世紀フォックスの録音スタジオ、TODD-AOのダビングステージ、そして作曲家ハンス・ジマーの事務所などを訪れました。そのときにジャブロンスキーのインタビュー(DVDボックスにも一部収録されています)を行ったのですが、今振り返ると彼からこんな言葉が出ていたのを思い出します。

「ある大きなプロジェクトの作曲家オーディションがあって、そのプレゼンで『スチームボーイ』の音楽をプロデューサーに渡したんですよ。気に入ってくれるといいんですけどね」

どうもこの話が『アイランド』のことだったらしいんです。ジャブロンスキーは今回の音楽で作曲家デビューして3本目の劇場映画になるわけですが、そういう意味では今回のテイストが一番、師匠のハンス・ジマー的な感じで燃える仕上がりでした。『スチームボーイ』の音楽を気に入っていただいた方には、ぜひご覧いただきたい一作です。でも、個人的には今のところ『スチームボーイ』の音楽が最高の仕事だなと思いますけれども(笑)。ちなみにジャブロンスキーのデビューは『テキサス・チェーンソー』というホラー映画で、これもかなり好評だったらしく、その直後はずいぶんとホラー映画の企画が彼のもとに殺到したそう。

『アイランド』は古典的なSF映画をリメイクしたような感じですが、アクションが素晴らしく、全体的にも予算の豪華さが際立ち、最後までたっぷり楽しめる娯楽作です。スピルバーグが惚れたという脚本も見事で、いい意味でハリウッド映画の力技が堪能できる一作。よかったら、ジャブロンスキーの新しい仕事と共にご覧いただけると幸いです。オススメ!

ではまた。

桑島(元・製作宣伝)

2005 07 28 | 固定リンク

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